茶室だより

くにたち市民文化祭 第44回国立市民茶会 2024年11月23日(土) くにたち公民館3階[東京都国立市]

国立市内在住の茶道各流派を学ぶ人たちが集まり、伝統文化の振興を目的とした第44回市民茶会は、表千家と小堀遠州流により開催されました。木の葉ふりいそぐ朝会場へ向かいました。床には先代宗通お家元筆「和敬清寂」を掛け、備前の花入には白玉椿と万作の照葉を添え、香合は青萩の松笠を飾り秋の深まりを表現してみました。小堀遠州が自ら作った菩提寺の大徳寺孤蓬庵八代住職小堀卓巌造の茶杓は、亀甲竹で節が六箇所ありお客様に楽しんでいただきました。点前をご覧になられた方々から袱紗さばきがきれいとのお誉めの言葉をいただき小堀遠州流を皆様に披露できました事に感謝いたします。

茶杓 銘「一」小堀卓巌造
茶器 粒菊 小堀宗通箱

軸「和敬清寂」宗通先代家元筆
花 白玉椿 万作の照葉
花入 備前

遠州好 立礼卓

東京支部 戸田宗真