茶室だより

群馬県茶道会大茶会 2024年10月27日(金) 臨江閣[群馬県前橋市]

10月27日(日)前橋市臨江閣において第70回群馬県茶道会大茶会が開催されました。
県茶道会は、県下6支部の茶道会(前橋、高崎、伊勢崎、東毛,、西毛、北毛)で構成され、恒例の秋の茶会では各支部が1席ずつ担当、更に県内12の高校茶道部合同の学校席と合わせて全7席が設えられて、毎年盛大に茶会が繰り広げられます。
当流が所属する前橋支部は各流派輪番で、今年は小堀遠州流が当番になりました。当日は関口宗壽社中が席を持ち、7年ぶりに「小堀遠州流の茶席」を皆様に楽しんでいただきました。

<席主より>
当日は20度前後の気温で日の射す陽気に恵まれました。
担当席では、来賓者8名や男女高校生も各10名程入席するなど、皆様が熱心に楽しんでおられる様子で、無事にほっと過ごせた一日となりました。

床―「小堀宗甫書捨文」宗通筆 花―秋明菊他
花入―籠
香合-重ね吉祥七宝 談山神社御神木 橋本萬象作

風炉釜-真形釜
唐銅鬼面風炉 角谷與斉作
風炉先―七宝紋透寄木
棚―色紙棚
水指―染付山水図寿 三浦竹泉作

関口宗壽

コロナ禍を経て再開した茶会は、入席数や進行時間に配慮して完全予約制を実施しています。「肩が触れずに心が触れ合う茶会を」との先達の言葉のように、当日は各席とも和やかに、県下の茶友と交流しあう一期一会となりました。

群馬支部長 塩原宗清