茶室だより
平成30年遠州忌同門会 不昧軒 青年部席(薄茶) 2018年4月28日 護国寺[東京]
今年は出雲藩主、松平不昧公(1751〜1818)没後二百年にあたります。菩提寺から護国寺に灯篭が寄贈されたことから茶席の名にもなっている稀代の大名茶人・不昧公と、不昧公が再建した大徳寺孤篷庵をテーマにした取り合わせとしました。
床には、先代家元没後に前孤篷庵住職小堀卓巌和尚からいただいた夢一字を掛け、十二代宗舟が孤篷庵において遠州没後二百年法要を営んだ際の引き出物だった香合を飾りました。
蓋置には、江戸後期の数寄者で、不昧公の茶席に最も多く参席した茶友だったという吉村白酔庵のものを使用しました。
青年部長 小堀宗峯