2019年12月15日（日）、家元教場の納会が法身寺で行われました。
今年は5月より新元号・令和となり、また5月11日には宗峯家元嗣披露の会を開くなど、小堀遠州流として大きな節目を迎えた一年となりました。

午前中は、法身寺中興開基である四代宗舟をはじめとした小堀家のお墓をお参りした後に、家元が持参した2本の竹の花入について説明され、普段は見られない花入の裏側に書いてある銘や箱書などを拝見しました。

お昼は「三友居」の懐石弁当をいただきながら、参加者一同、一年の労をねぎらい合いました。

食後は孤篷庵忘筌を模した広間「保楽庵」にて、濃茶のお点前を行いました。

「一幸庵」の冬の風味を感じさせる柚子の皮を使った饅頭をいただき、来たる2020年に向けて身が引き締まる思いを抱きながらも、和やかな時間を過ごしました。

直門　小堀宗晋